名将・中井哲之監督から「広陵のボンズ」と称されるパワーが持ち味で、佐々木麟太郎、佐倉侠史郎、前田悠伍とともにBIG4の一角を占める真鍋慧(広陵)について、秋の打撃成績から特徴を分析していきます。
打撃成績
打数 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 打率 | 出塁率 | 長打率 | ISO | OPS | BB% | K% | BB/K | |
秋公式戦 | 53 | 24 | 1 | 26 | .453 | .574 | .660 | .208 | 1.234 | 19.9% | 4.4% | 4.50 |
全部 | 109 | 54 | 5 | 58 | .495 | .593 | .817 | .321 | 1.409 | 17.3% | 5.2% | 3.34 |
こちらが秋公式戦と練習試合も含めた打撃成績になります。
真鍋の打撃成績で特徴的なのは、佐々木や佐倉よりもハイアベレージを残せている点になります。
秋公式戦に記録した.453も高い打率ですが、練習試合を含めると、.495と.500近いハイアベレージで、OPSも1.409と佐々木や佐倉にも劣らない数値をマークしています。
また、秋公式戦のISOが.208にとどまっていることから、佐々木や佐倉よりはアベレージタイプ寄りの打者であると言えそうです。
アプローチ面に目を向けると、秋公式戦ではBB/Kが4.50と佐々木をも凌ぐ、非常に優れた数値を記録しています。
佐々木も三振は少なかったですが、真鍋はそれ以上でK%は僅か4.4%と簡単に三振は喫しません。
やや長打力では劣りますが、アプローチ面やアベレージという面では真鍋が、BIG4の中では頭一つ抜けていることが分かります。
名門校の4番らしく、出場選手中最多の公式戦26打点と、勝負強さも兼ね備えたパワーだけではない好打者であることが分かりました。
広陵は地区王者が連なる厳しいブロックに入りましたが、その打棒でチームを引っ張れるか注目です。
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