大阪桐蔭
今大会の優勝候補1番手である、昨年の神宮大会覇者の大阪桐蔭は、好左腕冨田を擁する鳴門と初戦を迎える。
神宮大会で一躍注目を浴びた1年生左腕の前田悠伍は勿論のこと、最速147㎞の別所孝亮、188㎝と角度を持つ川原嗣貴、川井泰志を擁する投手陣は非常に層が厚い。
強打が持ち味の捕手で経験豊富な松尾汐恩、スピードがウリの海老根優大、その他にも伊藤櫂人、丸山一喜、田井志門、星子天真など野手のタレントも充実している。
昨年は初の初戦敗退に終わってしまったが、その悔しさを晴らすことが出来るか。
花巻東
順調に行くと、準々決勝では花巻東との対戦となることが予想される。
注目は何と言っても怪物スラッガー・佐々木麟太郎だろう。
秋は出場選手トップの6本塁打を放っているが、昨年12月に受けた胸郭出口症候群手術からのリハビリ途上で、どれほどの状態で初戦を迎えるのかが気になるところだ。
その佐々木と打線の軸を形成する田代旭も、右肩の手術明けという点は同様に気になるところだろう。
投手陣は決して強いとは言えないだけに、秋の1試合平均10得点超の打線の両輪がどれほど状態を戻しているかが上位進出のカギだ。
広陵
神宮大会で大阪桐蔭に敗れて準優勝の広陵は、地区優勝校がひしめく激戦ブロックに入ることとなった。
中井監督から「ボンズ」と称され、秋の打点26は出場選手中トップの真鍋慧、3番を打つ内海優太は練習試合で早速本塁打を記録するなど、順調に調整を進めている様子だ。
秋には森山陽一郎の台頭があったが、秋のチーム防御率2.84と決して良くはなく、一冬を超す間に投手陣の整備を図れているかが上位進出のカギを握ることになるだろう。
京都国際
昨夏ベスト4入りを果たした京都国際も上位進出を狙えるチームの一つだろう。
既に甲子園のマウンドを2度経験している森下瑠大は安定感があり、大崩れするタイプの投手ではない。
最速145㎞を誇る平野順大も控える投手陣は、非常に強力と言えそうだ。
打線も1番を打つ武田侑大、平野、森下ら粒揃いで、得点能力も決して低くはない。
昨夏の主力メンバーも多く残っており、甲子園の経験値の多さも有利に働くことだろう。
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