真鍋慧(広陵)をデータ面から分析する

名将・中井哲之監督から「広陵のボンズ」と称されるパワーが持ち味で、佐々木麟太郎、佐倉侠史郎、前田悠伍とともにBIG4の一角を占める真鍋慧(広陵)について、秋の打撃成績から特徴を分析していきます。

打撃成績

打数安打本塁打打点打率出塁率長打率ISOOPSBB%K%BB/K
秋公式戦5324126.453.574.660.2081.23419.9%4.4%4.50
全部10954558.495.593.817.3211.40917.3%5.2%3.34
※BB%は四死球×0.9したものを四球として算出

こちらが秋公式戦と練習試合も含めた打撃成績になります。

真鍋の打撃成績で特徴的なのは、佐々木や佐倉よりもハイアベレージを残せている点になります。
秋公式戦に記録した.453も高い打率ですが、練習試合を含めると、.495と.500近いハイアベレージで、OPSも1.409と佐々木や佐倉にも劣らない数値をマークしています。
また、秋公式戦のISOが.208にとどまっていることから、佐々木や佐倉よりはアベレージタイプ寄りの打者であると言えそうです。

アプローチ面に目を向けると、秋公式戦ではBB/Kが4.50と佐々木をも凌ぐ、非常に優れた数値を記録しています。
佐々木も三振は少なかったですが、真鍋はそれ以上でK%は僅か4.4%と簡単に三振は喫しません。
やや長打力では劣りますが、アプローチ面やアベレージという面では真鍋が、BIG4の中では頭一つ抜けていることが分かります。

名門校の4番らしく、出場選手中最多の公式戦26打点と、勝負強さも兼ね備えたパワーだけではない好打者であることが分かりました。
広陵は地区王者が連なる厳しいブロックに入りましたが、その打棒でチームを引っ張れるか注目です。

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