松尾汐恩(大阪桐蔭)をデータ面から分析する

昨年のチームから捕手でレギュラーを掴み、昨秋は神宮大会決勝で2本塁打とその打力でチームを優勝に導いた松尾汐恩(大阪桐蔭)について、秋の打撃成績から特徴を分析していきます。

打撃成績

打数安打本塁打打点打率出塁率長打率ISOOPSBB%K%BB/K
秋公式戦5228520.538.631.962.4231.59218.0%3.1%5.85
全部8039735.488.586.875.3881.46116.9%3.0%5.70
※BB%は四死球×0.9したものを四球として算出

こちらが秋公式戦と練習試合も含めた打撃成績になります。

秋公式戦の成績はどこをとっても文句なしの成績で、打率やOPSはBIG4の佐々木麟太郎、佐倉侠史朗、真鍋慧を上回っており、一年先輩の面目躍如といったところでしょうか。
昨夏の甲子園でバックスクリーンに、神宮大会決勝では2本塁打放ったように、捕手を務めながらも非常にパワーのある打者で、強力な大阪桐蔭打線の中軸にドカッと座っている強打者であることが、この成績からも良く分かるかと思います。

加えてアプローチ面も非常に優れており、秋公式戦、練習試合を含めても5を大きく超えるBB/Kをマークしています。
特にK%は驚異の3%台と、非常にコンタクト力に優れており、打者としての弱点はここからは見えてきません。

佐々木、佐倉、真鍋の存在が脚光を浴びる今大会ですが、指標上の最強打者は上記3名ではなく、この松尾になります。
元々遊撃手の選手で、捕手としての経験はまだまだ浅いそうですが、この打力をもってチームを引っ張っていけるか、今大会の注目要素の一つになるのではないでしょうか。

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