センバツと相性のいい高校はどこ?

今大会にも出場する春3度優勝の実績がある広陵は、同じ県内で夏6度の全国優勝を誇る広島商業と対比され、「春の広陵・夏の広商」と称されることがあります。
平成最後の甲子園で見事優勝した愛知の東邦高校も、春の強さから同じように称されることがありますが、このように春に滅法強い高校というのも存在します。
そこで、2022年センバツに出場する高校の中で、最もセンバツと相性の良い高校はどこなのかを見てみましょう!

勝率順

まず各校の勝率で順位付けをしたいと思います。
過去に5勝以上してる高校にのみ絞り、順位付けしたものが以下の表のようになります。

順位高校名勝率
1大阪桐蔭268.765
2大垣日大83.727
3浦和学院209.690
4鳴門157.682
5木更津総合63.667
6敦賀気比137.650
6東洋大姫路137.650
8広陵3821.644
9天理3023.566
10市立和歌山97.563
11倉敷工業1110.524
12高知1817.514
13広島商業1920.487
14星稜913.409

2017年、2018年には連覇を果たすなど、近年圧倒的な強さを見せる大阪桐蔭が印象通り高い勝率をマークしています。

最多勝利は広陵ですが、出場回数が多い分敗戦も多く、勝率という観点で見ると伸び悩んでいます
また、同じ伝統校の広島商業は通算で見ると負け越しているようで、やはり春との相性が良くないようです。
細かな野球を標榜している分、チームとしての仕上がりが春には追い付いていなかったのかもしれません。

戦績ポイント順

続いて戦績ポイントで各校を並べていきます。
戦績ポイントとは、ベスト8を1ポイント、ベスト4を2ポイント、準優勝を3ポイント、優勝を4ポイントとし、各校の通算ポイントは何ポイントになるのかで、順位付けをしていきます。

このようにしてつけられたポイント順に並べると、以下の表のようになります。

順位高校名ベスト8ベスト4準優勝優勝総合ポイント
1広陵133328
2大阪桐蔭210316
3浦和学院320111
3鳴門211111
3広島商業211111
6高知111110
7天理31019
8東洋大姫路04008
9敦賀気比11017
10倉敷工業22006
11大垣日大01105
11市立和歌山20105
13木更津総合11003
13九州国際大付属00103
13二松学舎大付属00103
13星稜30003
17長崎日大10001
17聖光学院10001

ポイントとなると、出場回数が多く実績も豊富な広陵が、出場校の中では断トツトップとなっています。
「春の広陵」の異名に違いなしと言ったところでしょうか。

平成以降のみの戦績で2位につける大阪桐蔭もさすがと言えるでしょう。
同様に浦和学院も2013年の優勝のみならず、3度のベスト8、2度のベスト4入りと好成績を多く残しており、広島商業や天理といった伝統校の戦績と遜色ない好相性を見せています。
今大会も決して前評判が高いわけではありませんが、この好相性を背に快進撃となるでしょうか?

まとめ

勝率、戦績ポイントの2つの観点から相性を確認しましたが、大阪桐蔭、広陵といった今大会の優勝候補に挙げられるチームが好相性であることが分かりました。
神宮大会決勝でも相まみえた両校が、決勝の舞台で再び顔を合わせることもあるのかもしれません。

また、浦和学院、鳴門、敦賀気比といった優勝経験を持つセンバツと好相性の各校も、前評判がそれほど高いわけではありませんが、大物食いでその好相性ぶりを示せるかにも注目です。

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